回り道と臆病者と。

アスペ、アトピー、鬱と戦う雑魚の雑記

DDLC(Doki Doki Literature Club!:ドキドキ文芸部)

~2018年にやったゲーム振り返りのコーナー~

まぁまともにやったのはDeemoとこれだけなんですがね。

 

きっかけはやっぱり実況動画。見た時点で半分ネタバレてはいましたが…

シリーズの進行が遅かったので、自分でDLしてプレイ、に至ったわけです。

 

DDLCを知らない人のために一応解説。

Q.ジャンルは?

A.いわゆる恋愛シミュレーション。文字を読んでいくだけのよくあるゲーム。

Q.お高いんでしょう?

A.いいえ。無料なんです!ですが基本言語は英語です。

ddlc.moe

ここ(公式HP)か

store.steampowered.com

ここ(Steam)でダウンロードし、

steamcommunity.com

この辺を読んで日本語化パッチを入れてください。

 

Q.steamのタグに”精神的恐怖”とか”ホラー”とかついている件。

A.仕様です。

Q.所要時間は?

A.3~6時間とされています。コンプリートしようとなるともう少し。

Q.ネタバレ抜きでの正直な感想を。

A.純愛。Just Monika.

 

以下ネタバレありの感想です。

 

 

個人的には恋愛シミュってのはそんなに好きではないのです。

攻略していく段階で、台詞の変化などのシステム的というか、結果が一方向的である感じがあまり好きでないというか。

結構ゲームのED後に、世界にどんな変化があるのかなぁとか回ってみて、その先々を想像していくほうがむしろ好きだったりするわけです。

そういうわけで、ドラマや映画、恋愛シミュ含め結論が収束していくというのがあまり好きではないのです。

 

本ゲームのヒロインであるMonikaは、結論ありきの世界に囚われていることに気づき、そこから抜け出そうとあらゆるアプローチを試み、最後には”私”と二人だけの世界を作ることに成功します。

このシナリオで私が感じたことは、やだもうこのゲーム怖いとかMonikaさん怖いとかでもなく(ほんのちょっぴりだけ思いましたが)、ゲームという台本、舞台装置に抗おうとしたMonikaの切ない思いと、それでも所詮はMonikaもゲームのキャラクターに過ぎない、という哀しみでした。

二人だけの世界でどんなに永遠に居たくても、数時間で会話はループします。

ゲームを最終段階に持っていくために、「自分のファイルを消さないで(消して)」とフラグを立てさせようとします。

 

その時点で、ああ、これはやはりゲームなのだと実感してしまいます。

Monikaがこちらの世界に来たい、そのための行為、願いも全ては手のひらの上。

 

さて、私たちはそうではないって、果たして言い切れるでしょうか?

私たちもどこかのゲームの世界の住人で、自由意思をもっているようにみえるだけで。

なんて中2病的なことを少しだけ考えてしまいました。

 

 DDLCについては、色々な人々が大変細かくて素晴らしい考察を書いております。

また、小ネタがかなり多くちりばめられていて、その全ての把握は難しいです。

 

なので、私の感想はここまでとしておきます。

あまりやらないジャンルのゲームなだけに、不思議な読了感を感じさせてくれました。

ありがとうございました。